鍼灸治療では経絡を見ることによって痛みの原因を追究したり、また治療のベースを決めることができるので専門的な知識が必要となります。経絡というのは気の流れをくむところになるために、例えばバス停のような決まったルートを通ることによって流れが決まっているところです。そのためにどの経絡に問題があるとどこが痛みだすとか、体調不良になるなどがわかりやすく治療をするベースというのは中国医学に基づいています。膝に痛みがでているときには、膝周りの筋肉や神経にアプローチすることが西洋医学の考え方になりますが、鍼灸治療ではもっとほかの部位に目を向けることが多いです。膝に痛みが出ている場合、実は足の裏に原因があることも多く、ちょうど土踏まずの部位をマッサージするなりほぐすことで膝の痛みがなくなることもあります。一見関係がないところに原因があることも考えられますし、足裏のマッサージをすることで痛みの軽減ができるのも鍼灸治療の特徴です。